ヨーロッパの宝飾芸術!「騎馬民族スキタイ」その3
宝石も少ないながらガーネットやコーネリアン、ガラスなどが使われる。
とは言え、数の上ではやはり動物文様の金製品が圧倒的に多いようです。
ただそれらも前期のシンプルな作りのものと比較すると、技術的にはきわめて高度。
こうした後期の金細工品が、黒海沿岸にまで植民したギリシャ人の工人によって作られたのか、あるいは技術を学んだスキタイ人が作ったのかは、専門家の間でも意見が真っ二つに分かれるといいます。
国立ウクライナ歴史宝物館が所有する胸飾りには、首をひねります。
中空の金管が4本走り、その間に、上には動物を飼う人間像が、中間には金の貼り付けで連続花模様が、そして一番下には互いに噛み合う動物、つまり動物闘争文の恐ろしいまでに精緻な作りで表現されたものが配されています。
これなどは、デザインはスキタイ、作りの技術はギリシャと推測されていますが、さて、どのような状況ですごい胸飾り「世界中の金細工品でベストテン入り間違いなしは」作られたのか、いろいろの説が考えられる楽しい作品ばかりです。
ほんと興味深いですよね!